電子カルテで紹介状も簡単に作成できる
医師の紹介状というのは、よく耳にする言葉でしょう。
紹介状があることで、本来は予約がいっぱいで入れないような大きな病院でも治療が受けられるなど。
専門性の高い別の病院でスムーズに診療を受けるためには、最初に訪れた病院の医師から紹介状を書いてもらうことが必要とされます。
でも、この紹介状というのは具体的にどうやって作られているものなのでしょうか。
手書きでただその人のことを紹介するものではないことは確かです。
紹介状は別の病院でスムーズに診療を受けられるようにするためのものなので、当然そこには詳細な患者のデータが付与されている必要があります。
そして病気の治療には何が必要なのかという見立てまで書かれる必要もあります。
これらはカルテを作成するのと同様に、用意しようとすれば結構な手間がかかるのは予想されます。
そして医師としても自分が担当する患者以外に更にこうした手間を負うというのは、キャパシティの面でかなりの負担となるはずです。
電子カルテの機能では、こういった紹介状も手軽に作れるように出来ています。
カルテとして作られた情報をコピーペーストすることにより、ほぼワンタッチで必要なデータをまとめられるようになっているのです。
更に、紹介のために文章となるものも、同じく作成キットが存在しているため、それらを組み合わせることで特に悩むことなく形にすることができるのです。
規定の手順に従うだけで、既に出来ているカルテを元にして紹介状が作れるようになる。
それが現在の電子カルテが持つ大きな特徴の一つです。